(90) たけしとジャズ

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NO.90 2012.2.10



<たけしとジャズ>





NO.81で書いた「私的名曲集」を、ビートたけし氏位になれば本当に作ってもらえる。
しかもそれを二枚組3200円というお値打ち価格で、実際に販売してもらえるのだ。
もっとも「私的名曲集」とは言っても、クレオパトラの夢(バド・パウエル)、モリタート(ソニー・ロリンズ)、アイ・リメンバー・クリフォード(リー・モーガン)といったまさしくヒットメドレーであり、そう我儘な中身でもない。
担当者が少し大変だとすれば、収録曲のレーベルが多岐に渡っていて、その承諾を一々取り付ける事くらいだ。
だが、「たけしとジャズ」を持ち出せば断る相手もいまい。
この内容ならスーパーのワゴンセールで500円とかで並んでいる廉価盤で手に入る音源だが、「たけしとジャズ」と銘打てば改めて買うバカな客は私一人ではないのだろう。
それで天才北野武の音楽の原点はジャズだった!とうそぶいている。
うらやましい事だが、人間大物になれば、出来ない事も怖い事も限られてくるようだ。

出来ない事怖い事と言えば、嘗て不文律として守られていたものが、いつの間にかそうでなくなってしまった事は多くある。
こんな事を書きながら「朝ズバ!」をつけていたら、交通情報のテロップが出て、また高速道路で事故だという。
最近多くなってはいないだろうか。高
速道路の事故は即命にかかわる。
マナーが悪くなった。
それも極めて悪くなったと思う。
昔は多くのドライバーが、高速運転の危険性という共通認識に立った運転を守っていた。
暴走族まがいの人間以外、無茶はけしてしなかったのである。
それがいつしかそうではなくなってきた。
日本人はやっていい事とそうではない事の区別がつき辛くなっている。

お天道様は今も昔も、いつだって変わらず見ている。
東日本大震災時に伝えられた驚嘆すべきマナーの良さ。
実際そういう事もあったのだろう。
だが、それはある意味まだ余裕がある状態で守られたマナーという話に過ぎないのではないか。
当然そうではない案件も多数あった筈だ。
事態が固定化していった頃、震災当日一つのおにぎりを分け合って食べたという美談が伝えられる同じ避難所に、被災とはまったく無関係の人間が多数紛れ込み、三食付きの無料宿泊施設としてありがたく活用していたと聞く。
関西から東京に向かうトラックが遠回りして東北の料金所で一旦降り、Uターンして再び東京へ向かうことで高速料金を無料にするという見事な裏技を発明したのも、同じこの国の人間である。
可能不可能に関わりなく、やっていい事とそうではない事は確実にある。











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