(87)L.A.の歌姫ジャズを歌う

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NO.87 2012.2.7



<L.A.の歌姫ジャズを歌う>





最近の事のように思っていたが、驚いた事にもう30年近く前のレコードになる。
野生の歌声でカントリー・ロックを歌いまくり少しマンネリ気味となった時、こういうのもやってみたら、と勧められたかリンダ・ロンシュタット。
それでつい手を出してしまった彼女だが、まったくジャズボーカルにはなっていない。
「悪いあなた」なんかを歌っているのと、まるで同じ調子なのである。

本作がリリースされる数年前だったと思うが、大阪で来日公演を聴いたことがある。
エラ・フィッツジェラルドをエラフィッツで切っていたように、その頃私はまだ、彼女をリンダロン・シュタットだと思っていた。
リンダロンってなによ。
当時は、昨今の如き判で押したような総立ちコンサートの風習未だなく、ロック系のコンサートでもゆっくりと座って聴くことができた。
万一前で立とうものなら、「バカヤロー座れ!」と後ろから罵倒されたに違いない。
それが今では、サイモン&ガーファンクルですらが総立ちだというのだから驚く。
「コンドルは飛んでいく」を聴いて、手持ち無沙汰に総立ちになっていても仕方ないように思うのだが。
やっぱり周りが立つから、立たないと塩梅がよろしくないのであろうか。
ご苦労さんなコンサートであると言わざるを得ない。

閑話休題。彼女は恋多き女と言われ、たくさんのミュージシャンと浮名を流していた。
肉食系って感じでしょうか。
実際噂に違わず、実物のリンダはその手のオーラを出しまくり、
ステージでギターの男とベースの男が彼女を巡って喧嘩を始める有様だった。
聞きしに勝る恋の多さなのであろう。
何があったか無論詳しい事まで知らないが、
敗れた(と思われる)ギターの男がウィスキーをラッパ飲みし始め、
やがてステージでベロベロになってしまう。もう目茶苦茶であった。

最近どうしているのか知らないけれど、60代半ばとなった今なら、もしかしたらいい味のスタンダードが歌えるのかもしれない。









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