(83) 小沼ようすけ

小沼
NO.83 2012.2.3



<小沼ようすけ>





2001年、27歳のデビューアルバム。
彼もまた神に祝福された子である。
神は選ばれし者に惜し気もなく多くのものを与えたもう。

メジャー・リーグに移籍が決まった日本人のピッチャーがいた。
移籍金としてチームに40億を残し、年俸8億の6年契約で間もなく日本を去り渡米するらしい。
最後に日本のファンを前に、この国ではレベルが低すぎてモチベーションを保てないから出て行くが、いつかまた帰って来てプレーしたいと言った。
つまり、自分の力が落ちてこの国のレベルに見合うようになればまた帰って来てやる、とこういう事だ。
それに対して日本のファンは「ありがとう、頑張って、応援してます」とお人好しまる出しだ。
自分の力で尋常ならざる大金を稼ぐのも、それを応援するのも勝手だから好きなようにしたらいい。

小沼ようすけは随分練習しただろう。
だが、ギタリストは誰だって練習する。
そしてその結果、練習に見合う分上達するのではない。
才能に見合う分だけ上達するのだ。
野球もサッカーもその点では何ら変わる所がない。

才能とは偶然遺伝子に組み込まれて伝えられた素質である。
つまり、何の努力も要せず無料で与えられた遺産のようなものだ。
では誰からの遺産だろう。
これは全人類の遺産であると考えていい。
その遺産が誰によって相続されるのか、それは全くわからないが、ある時偶然誰かがそれを相続する。
相続であれば税が課されるべきだ。
そのように考えれば、所得税というものが定額制ではなく累進性をもった税率によって算出されるのは少し納得がいく。
金を稼ぐ力もまた、人類共有の遺産である。

















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