(7) バードランドの夜VOL.3  時を越え沸騰する夜

ブレイキー
NO.7 2011.11.19





<バードランドの夜VOL.3 時を越え沸騰する夜>






1954年冬、ニューヨークのライブ録音である。
ブルーノートの倉庫番マイケル・カスクーナが発掘した未発表集で、70年代に発売された。
音質は芳しくないが内容は充実していてる。
クリフォード・ブラウンはもちろん良いが、特にルー・ドナルドソンに驚かされる。
この人物、後年のイメージは別物だ。
終始炎のようなソロを繰り広げる。

ホレス・シルバーのピアノが遠い。
ライブ録音黎明期のこれが限界かと思ったら、ソロになったらちゃんと寄っている。
いったいマイクセッティングとかはどうなっていたのだろう。
ミキサーを使いマルチマイクで拾い、それらを最終的にモノラル録音にしたということか。

ハード・バップが生まれた夜と言われたり、いや、ハード・バップの前夜祭だと言われたりするがどうなんだろう。
「新しいジャズ」ということなら、本作を現代の新録、たとえばクリス・クロスあたりの同一編成バンドと比べてみれば、これはもう古臭くて問題にならないのであって、現代は既にハード・バップと決別している事にもなる訳だ。
本作を聴いて古さを感じるとすれば、原因はアート・ブレイキーのドラムにもあるだろう。
現代のドラマーとはエラい違いだ。
マイクセッティングも全然違う。
こればかりは残念だがどうしようもない。

アート・ブレイキーという人、ルックスで相当損をしている。
ニコニコと愛想が良いのは一般的に悪いことではない筈だ。
しかし、悪いがどうも知性が感じられない。
同じニコニコでもサッチモにはドスを呑んだ凄味がある。
ブレイキーときたら吉本の坂田利夫みたいだ。











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