番外編 ①

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<番外編 ①>





フレデリック・コーエン著、行方均訳。
100ページそこそこの薄っぺらい作り、本というよりは小冊子である。
何が書かれているか。
ブルーノートオリジナル盤の特徴について個別に紹介しているのだ。
オリジナル盤とは発売当時にプレスされた盤のことだ。
書籍の初版本に相当する。

この本には、1509・・・Lex,RVGe,Fr,/Lex,f,Bs,nl
こうしたものがずらりと羅列されている。
これだけでは意味をなさない。
解読が必要となる。

・レーベルの住所はレキシントン街767番地
・レコード盤の最内周にRVG(ルディ・ヴァンゲルダー/録音エンジニア)の手彫り
・レコード盤の外縁(rim)は盛り上がっている
・裏ジャケットの住所はレキシントン街767番地
・額縁ジャケット
・背文字なし
・ラミネート加工なし

といった内容になる。
ブルーノート1509番のオリジナル盤はこうですよ、ということだ。
1509は「ミルトジャクソン」だが、それは書かれていない。
ジャケットの写真もない。
演奏内容の解説も一切ない。

この本を必要とするのはどういう時だろう。
コレクターが購入しようとしているレコードが、本当にオリジナル盤であるかどうか確認する時に役立つ。
それも、何人いるか知らないが、コンプリート・コレクションを目指しているコレクターに役立つ。
彼のブルーノート・ライブラリーに、一枚でも"贋作"が混じっては意味がないからである。

私は1509のオリジナル盤は欲しくない。
たまたま行った店に1509の"オリジナル盤"が売られていて、それを気紛れに購入する可能性はあるが、それが本当にオリジナル盤であるか確認する必要は特にない。
だからこの本は私には無用の物だ。
それを購入してしまったのは、ネットショッピングの大きな限界がそこにあるからだ。
店頭で手に取り、これをレジに持っていく事はあり得ない。

2011年11月、ディスクユニオンが3500円で発売した。
これは初版第一刷である。









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