(78) 老天使の歌声

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NO.78 2012.1.28



<老天使の歌声>





アート・ガーファンクルのスタンダード集。
彼はポール・サイモンのような作曲(作詞も)はしなかったが、
優れたシンガーという才はコンポーザーとは立場が異なるだけで、充分に比肩し得るものだ。
この人の歌声がなければあのS&Gサウンドもあり得なかった。
だが、その事を理解する人は案外少ない。
今年公開された映画「グリーン・ホーネット」で、主人公が相方のカトーにこう言った。
「おまえはガーファンクルだ」
それはつまり脇役という意味合いなのである。
認識不足も甚だしい。

1978年ガーファンクルは一人お忍びで来日し、巨人・ヤクルト戦を観戦した。
TV中継のカメラマンがガーファンクルに気付き姿を写した。
その際アナウンサーに「ポール・サイモンさんです」と紹介された。
失礼にも程がある。

コンポーザーの才能は、ある日その泉が突然枯れるようだ。
その事をとても不思議に思っている。
あれほどコンコンと湧き出て止まる事を知らなかったメロディの泉が、嘘のようにパタッと枯れてしまう。
二人のポール、サイモンとマッカートニーを見ればそれが良く分かる。
だが、年齢を重ねることでシンガーは深みを増す。
天使の歌声と言われたガーファンクル、昔のような高音はもう出ないかもしれないが、それがどうした。
まだまだ現役である。











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