(67) FOR MY FATHER

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NO.67 2012.1.17



<FOR MY FATHER>





ホレス・シルバーもやはり作曲の人だ。
「カルカッタ・キューティー」を聴いて分かる通り、特別ピアノは上手くない。
セロニアス・モンクと似た存在と言えるかもしれない。
捻じれた味のあるピアノがいいと、心にもない嘘を言う人もいるが、モンクも作曲の人だと私は思っている。

「ロンリー・ウーマン」を聴き確信を持つ。
曲の美しさでもっているに過ぎない。
でも、シルバーはそれでいいのだろう。
これだけのメロディ・メーカーでありながら、さらにピアノまで上手かったなら、それは可愛気がなさ過ぎるというものだ。

シルバーはこのレコードを父親に捧げた。
羨ましい事だ。
私にはそんなかっこいい事、ついに何一つ出来なかったな。
きっと父は私のことを心配していたと思う。
そして残念に思ってもいた筈だ。
母親と違い、父親は出来の悪い長男坊を愛おしくは思わないものだ。
息子を誇らしく思えるようなものを、一つでいいから父に捧げてみたかった。

明日は父の9回目の命日である。










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