(58) go man !

ソニー
NO.58 2012.1.8



<go man !>





ソニー・クリスの死因は二説ある。
一つは拳銃自殺。
もう一つは女に撃たれたとするものだ。
銃創が腹部であり、自殺は不自然だとする説に私も同意する。
ソニーもまた、女に撃ち殺されるという、ジャズメンの鑑のような死に方をした。

ソニーの美点は何と言ってもその音色の輝かしさだろう。
これが同じ楽器か、というくらいジャッキー・マクリーンとは違う。
少しテラテラし過ぎているかもしれないくらい晴々と鳴る。
もう一点は運指の正確さだ。
それによってコブシが良く回る。
それを下品だとする向きがあるほどである。

A店のKさんがやってきた。
申し訳ありません、と。
そうだろうな、他にもっと上手い言い方があるだろうか。
私にも名案は浮かばない。
しかしだ、よく考えてもらいたい事がある。
もしも正常に接続されていたならば、DF-45をパスのチャンデバに買い換えたかどうか、それは分からない話だろう。
もう永久に分からないが、私はその事を生涯忘れない筈だ。
だが、それについて私は言及しなかった。
今更言っても仕方ないからだ。
思えばずい分大人になった。
後日、右スピーカーはバラされ、最初からやり直しとなった。

さて、ここへ来てまた大問題が持ち上がったのである。
ウーファーを留めるボルトがやけに緩み、度々締め直しとなっていたのだ。
それをKさん、曰く箱の木が痩せた、曰く強力なユニットの振動で緩んだ、そのように言いながらその都度締め直していたのだった。
ところがある時、バチッと音がしたかと思うと空回りし始めたのだ。
二か所同時だった。
調べたところ、ボルトを受けているオニメナットというパーツが途中から切れ、もげていた。
何が起きたかというと、例のホーマックで調達したボルトが、まだ尚短かかったのだ。
オニメナットに刺さりきらず、半分くらいしか掛っていなかった為、オニメに無理がかかり、少し伸びてしまう。
結果緩む、締め直す、また緩むを繰り返し、最後はオニメが破断してしまった。
何しろ40キロ以上の重量を8本のボルトで固定しているのである。
一か所5キロ以上の力がかかっている。
それを設計通りに受け止められず破綻、つまりは早い話が強度不足という事である。
まったく、何ということだ。











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