(3) ゲッティン トゥゲザーの光と影

ペッパー
NO.3 2011.11.15




<ゲッティン トゥゲザーの光と影>






57年の「ミーツ・ザ・リズムセクション」に続き、マイルスのリムミセクションとの共演となった。
前作でのレッド・ガーランドからウィントン・ケリーへ、フィリージョー・ジョーンズからジミー・コブへの交代となっている。
「ミーツ・ザ・リズムセクション 2」とすればもっと有名になったかもしれないが、コンテ・カンドリが3曲参加しワンホーン物ではなくなったため、「・・・・2」とはいかなかったのか。

ジャケット写真は57年の方がずっと男前で、
3年後の本作ではなんだかトラックの運ちゃんのようだ。
久々にA7でペッパーを聴いた。
新スピーカー導入以来すっかり出番を失っているA7であるのだが、機嫌を悪くする事もなく朗々とアルテックは鳴った。
レンジの狭いカマボコ型の特性はJAZZという音楽、それも比較的古い音源に向いている。

アート・ペッパーは前期・後期に分けられ、前期のみ良しとする比較的多数派と、岩浪氏のような全期肯定派に分かれるが、私は未だに結論を出せずにいる。
彼を二分したものは間違いなく薬物である。
当時のジャズメンに蔓延したと思われる薬物であるが、現在のミュージシャンにそのような話はあまり聞かない。
だからなのか、近頃のジャズはとても健康的に響くのである。
かつてジャズは薬漬けで、不健康で、けしからん所だらけだったが、ブルー、それも薄汚れた濃いブルーが似合う夜の音楽だった。

今はどうだろう。
ジャズの舞台は白けるほどの真昼間かもしれない。
いや、それは多分先入観に過ぎないのだが、最早少なくともブルーではないとは思うのだ。
現在のジャズには影ができない。
それが薬抜き故のことなのかどうか、
それもまた私には結論を出せない事柄である。













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