(43) ジュニアの鳥肌

ジュニア
NO.43 2011.12.24



<ジュニアの鳥肌>





この盤をバイト先で見た記憶がある。
当時同僚だった彼らは、どこでこういった音楽の情報を入手し、実際に聴いたものであろう。
所有しなければ身につかない、というものでもないのか。
皆、よくジャズの事を知っていた。
そして私がかけようとするレコードを、ヒットメドレーばかりだな、と言って批判した。
彼らは今も音楽を聴いているだろうか。

4344で本作を聴いた10日後の事だった。
友人宅で再びこれを聴いたのである。
それはCDだった。
目の前で演奏しているようだった。次元の異なる音が出ていた。
私は信じられないものを聴いた気がした。
そこで、このCDは最近リマスターされたものかと聞いてみた。
友人は1000円そこそこの廉価盤だと言うのではないか。
私はその時、4344と決別する日が来るような気がした。

ところが、「気がした」どころではなかった。
次の日にはもう、オーディオショップを訪ねていたのである。
これまで付き合いのあったO店ではなく、何度か行き真空管など買ったことのあるA店であった。
それには理由があり、4344を私にすすめたO店を最早信頼できなかったからだ。
社長のK氏と初めて話をした。
実はK氏、O店の出身であり、独立されて16年目だということだった。
スピーカーを入れ替えようと思っている、とズバッと切りだした。
それもツルシの既製品ではなく、特注を考えていると。

K氏はこれまでの私のオーディオ経験を聞き、次のような提案をしたのである。
タテマツ音響にウーファー(低音用スピーカーユニット)ボックスを製作させる。
これは縦のダブルウーファーとしたい。
ユニットはJBLの1500AL。
それに山本音工の木製ホーン(ラッパ)、2インチのドライバー(高音用ユニット)を組み合わせ、さらにエール音響のツィーター(超高音用ユニット)を加えるという構成がいいのでは、と言われた。
鳥肌が立つような音がでますよ、と。
空耳だったのか、私にはその音が聞こえたのだ。
早くも全身に鳥肌が立っていた。











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