(39) バグス&トレーン

m&t
NO.39 2011.12.20




<バグス&トレーン>





40年前、高校生だった私は朝日新聞の配達をしていた。
それで家計を助けていたとかの美談ではもちろんなく、ギター欲しさにバイトをしていただけだ。
その新聞販売店にいた美大浪人崩れの男から二枚のレコードを貰った。
一枚がオイゲン・キケロのロココ式ジャズであり、もう一枚が本作だった。
両方ともガチャガチャに傷んでいたが、あれが初めてのジャズのレコードだったのである。
その後本作は買い直し、キケロの方は買わずにいる。
多分、この先も買うことはないと思う。

比較的無名ではあるが、本作は黒々とした良いレコードだ。
ガレスピーのビ・バップが入っているのがいい。
好きな曲だが、あまり演奏されていないので、その点でも貴重盤となっている。
二人ともアトランティックの専属だったから、案外安易な企画として出てきた事は充分考えられるが、ミルトに駄作なし、と言われる通りただのルーチン・ワークにはなっていない。
金字塔ジャイアント・ステップスをコルトレーンが吹きこむのは、この後すぐであった。











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