(37) ブルースエット アフターダーク

カーティス
NO.37 2011.12.18




<ブルースエット アフターダーク>





1958年録音。
ファイブ・スポット・アフター・ダーク、ベニー・ゴルソン作のこの名曲とトミー・フラナガン参加で本作の価値は高い。
思えばジャズ、1953年から63年までの10年間に、名盤と言われる殆どのレコードが録音されている事実をどう考えればいいのだろうか。
たった10年である。
今なら無風状態で何事も起きないままに経過してしまいかねない年数だ。
実際、2001年からの10年でジャズに何があったか。
本作に匹敵する名盤が一枚でも登場したか。
残念ながら思い当たる節はないのである。
これについてよく言われるのがロック以前、以後という説だ。
つまり黄金の10年間、ジャズはまだロックの侵攻に耐えていたというものだ。
特に前半の5年、ジャズはナンバーワンポピュラーミュージックだったと。
だから最高の才能がジャズに集中した結果であるというのであるが、
それはある程度当たっている気がする。
そして最高の才能が全てやり尽くした頃、ビートルズが登場して全部持って行った。
これも事実だろう。
更にその後の10年でロックも全てをやり尽くした。
そこで不思議に思うのだ。
最高の才能達は今、どこで何をしているのかと。
今は何もない時代だ。
アフターダークである。
そしてこの音楽空洞時代となって、既に30年以上が経過している。
人類にはもう、新たな芸術を生み出す力がないのだろうか。
そんな事はないと思う。
まったく新しい芸術作品は、たった一人の天才の出現によってもたらされるだろう。
今はじっとそれを待っているのだ。
しかし長いな。











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