(2) サムシンエルスな出来事

サムシンエルス
NO.2 2011.11.14





<サムシンエルスな出来事>





大御所なのである。
マイルスが一音プッと吹くだけで周りの者どもは「まいりました・・」となるわけだ。
一番手でソロを取り、アッと言う間に自分の世界を作ってしまった。
これではいくらキャノンボール・アダレイがリーダーだと言ったところで誰も信じはしない。

マイルスはアルフレッド・ライオンに対して、借りがあるという意識がいくらかでもあっただろうか。
少しはあったのだろうと思う。
だが、これ一枚できれいに清算出来てしまうあたりがお坊ちゃんらしい。
そしてそこはやはり契約の国であり、ミュージシャンとプロデューサーの関係を如実に物語ってもいる。
ジャズとてビジネスなのである。
何はともあれ、多くを語る必要のない大名盤であることには一切異存ない。

B面を聴いている時地震があったようだ。
「ようだ」というのは体感がなかったからで、
しかし針が飛びまくり、スピーカーから身も凍るようなノイズを発生させたが、幸いにして盤も針もスピーカーも無事だった。
しかしながら、これがもっと大きなユレならどんなことになるのか。
桑原、桑原・・・

3.11では多くの人命、財産は言わずもがな、貴重なレコードも多数失われたことであろう。
実に不謹慎な物言いではあるが、それらも改めて弔われて然るべきであると思う。
レコードには何十年も前に演奏された「音」が吹きこまれてもいるが、同時に「魂」もまた記録されていたのだから。











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