番外編 ㊴

いずも





<番外編 ㊴>





集団的自衛権を巡る論戦が続いている。
手元の平成17年版防衛白書に「集団的自衛権は憲法9条のもとで許されない」と明記されている。
これを言ったのは小泉政権下の防衛庁(当時)だ。
その後憲法に変更は加えられていない。
相当スジの良くない話だが、ゴリ押しするつもりのようだ。

護衛艦「いずも」をご存じだろうか。
排水量2万トン、全長248メートルのご覧のような巨艦である。
ミッドウェイ海戦において山口多聞少将が座上し4空母沈没後ひとり奮戦、米空母ヨークタウンを撃沈して一矢報いた帝国海軍連合艦隊正規空母の「飛龍」よりも大きいこの艦が空母ではない。
何故なら「いずも」が蒸気カタパルトを持たないからではなく、憲法が禁じた戦力にあたる「空母」を装備できないからとの理屈だ。
もちろんそうした意味では最新鋭の10(ヒトマル)式戦車もF15戦闘機も戦力ではないのだが、空母型護衛艦いずもほどには刺激的ではないとみえ、もはやあまり注目を集める事はない。

前述の「平成17年版防衛白書」から10年が過ぎた。
平成17年の時点で防衛白書は中国の軍事力増強に懸念を示しつつも、まだ深刻な脅威とみなしていない。
実際には脅威を認識しつつ、敢えて知らぬふりをしたかもしれない。
痛くもない腹を探られ、変な下心との邪推を恐れたかもしれない。
それから日本の周辺はどのように推移しただろう。
その間日本自身はあまり変わらなかったのではないかと思う。
ただ徒らに時間を浪費するのみだった。

もう少しまともな国になりたい。










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