(286) SILENT JAZZ CASE 2

silentjazzcase2.jpg
No.286 2015.4.25




<SILENT JAZZ CASE 2>





2010年の一作目(No.162)から5年の時を経て、先頃「SILENT JAZZ CASE 2」が出た。
クラブジャズの本当のところはわからない。
多分一生わからない。
スムーズジャズという訳のわからないものがあるけれど、クラブジャズとは結局のところ「スヌーズジャズ」とでも言うべきものだ。
なんだか金太郎飴のようでどこを切っても変わらない。
島裕介が何故こうしたものをやるのか、それもわからない。
「名曲を吹く」の諸曲や「海を見下ろして」との比較でどちらが上位にあるのか聞いてみたい気もする。
だが答えは聞かずとも明らかなように思えて怖くて聞けない。
音楽的により複雑であり、「能力」を存分に発揮しやすいのは間違いなくこちらだからだ。
彼は現代の有能な若手音楽家である。
だから怖くて私は聞けない。

では本作は私にとって全然ダメか?
そうではないから困る。
何はともあれかっこいいのだ。
認めざるを得ない。
訳もわからず、闇雲にかっこいいと。
だから遂、繰り返し聴いてしまう。

彼はたくさんの引き出しを持っており、それをどう使うかどうやったら音楽をかっこ好く作れるか、それをを熟知している。。
どこをどうすれば女が悦ぶか、隅々まで知り尽くしたドンファンのようだ。
だから私のような昭和のオヤジを手玉に取るなど造作もない。
島裕介はいつも冷静にリスナーを観察している。
そして的確に急所を付いてくる。
見事だ。
しかし、一層 SILENT JAZZ CASE ならば、先ずは一作目を推す。
「手心」を感じる分、多分一作目が聴き易い。
二作目は一段とマニアックである。
こちらを先に聴くのは少し危険だ。

「お望みなら世界一のロックバンドを作ってみせる」
かつてマイルス・デイビスはそのように豪語した。
しかし、それは無理だったと私は思う。
マイルスにそのような柔軟性はなかった。
ただ「へのってた」だけだ。
島裕介なら?
世界一はどうかわからない。
だが、日本一のロックバンドなら案外いけてしまうのかもな。










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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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Re: こんばんは(^^)

文伽さん、おはようございます。

実際に「クラブ」へ行ったことはありませんが、
多分そういう事だと思います。
今時の若者(とは限りませんね)はこういう音楽で踊るらしい。
「ディスコ」よりだいぶスカした感じですね。

こんばんは(^^)

島さんのバンドの新作ですか。
クラブジャズというと、踊れるジャズ…なんですか?
ちょっと面白そうですね。
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