(271) CHEEK TO CHEEK

cheek to cheek
No.271 2015.2.25



<CHEEK TO CHEEK>





トニー・ベネット、なんと御年88歳であられる。
対するレディー・ガガ嬢は28歳。
二人とも少し私のストライクゾーンを外れている。
いや、レディー・ガガにいたっては大暴投というか危険球というか問題外か。
そうだな率直に言って別の星の女だった。
だから初めてその歌声を聴くといっても良いくらいだ。
しかしやはり聴いてみないと分からないのが音楽だと思った。

先日荒木一郎のベスト盤を聴いた。
「いとしのマックス」「今夜は踊ろう」「空に星があるように」などヒットを飛ばしながら、事件を起こし(真相不知)脱落した。
しかしその後、多くの歌手に楽曲を提供しそのどれもが非常にレベルの高いものだった。
就中「ちょっとマイウェイ」という桃井かおり主演ドラマのサウンドトラックが素晴らしかった。
コーラスグループの「パル」が歌っていて、「夜明けのマイウェイ」「ラジコンブルース」「街~南代官山一丁目」等々全てが名曲と言える出来だった。
私はLPレコードを所有している。
当然ながら状態とても良好だ。
あるオークションで調べたら既に廃盤となっているCDが2万近くしていた。
「やった!これならLPはとんでもないことになってるかも!」
680円だった・・・
それはともかく、このまま埋もれさせるのは惜しい才能を荒木一郎という人は感じさせ、長い間気になっていた。
それでこのたびベスト盤を聴いたのだがこれはダメだった。
歌が下手過ぎる。
23曲聴き通すのが辛かった。

それに比べてこちらは逆のビックリ。
良質のジャズボーカルものに仕上がっている。
特にトニー・ベネットという爺さんはいったいどうなっておるのか。
この歳で立派に現役のプロ歌手だ。
それも一流の。
なんだろう、やっぱり素質なのか。
だってそうでしょう88歳ですよ、「我人生の終りに」的な自費出版ならともかく商業CDを出すとかの話では普通絶対ない。
そういえば今年84歳になる母は、まだ現役で毎週コーラスを楽しんでいるけれど(ちょっと自慢しました、すみません)。

レディー・ガガという人も上手く歌っている。
時々危ない、つまり本性が出そうになるところも正直言ってなくはないが、それでも最後まで何とか持ちこたえてしまった。
ただ、だからといって別の盤を聴いてみようとは今のところ思っていない。

本作はある市川さんという方に頂いた品だ。
せっかく下さると言うものをいらないと突き返す人(時々いるんですよ、これが意外と)ではないので、そんな事情から偶然これを聴く機会に恵まれてしまった。
これはラッキーだった。
良く出来たアメリカンショービジネスのメインストリームである、と言っていいだろう。
市川さんどうもありがとう。
愛聴盤になりそうです。

88歳と28歳。
これがきっかけで二人が結婚するような事があるとなんだか面白いけどね。
いくらなんでもあるわけないか。
いや、でも人生何があるのか誰にもわからない、これは事実だと思う。
なにしろ今までずっとそうだったでしょう。
だからこれから先だってわからない事に変りなし。
最近何かとお疲れのご同輩諸兄、発売中のグリーンジャンボだってそうだ。
当たったらどうします?











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Re: No title

鈴木さん、おはようございます。

個体差があるとしても、
ここまで差がつけば素質の差ですね。
トニー爺、何もかも出来が違うようで。

No title

トニーベネットは、まだご健在でしたか。
凄いですね。
レコード持ってますが、アンディーウイリアムスとマットモンローとこの人の甘い声は男性も魅了されました。

Re: こんばんは(^^)

文伽さん、おはようございます。

もしや何か音楽を?
そうであっても不思議はないですね。
おっしゃる通り音楽には素質も才能も必要です。
売れるためには。
スポーツもそうですね。
なんでもそうか。
素質や才能のある人ってたまにしかいないから価値がある。
残りのほとんどが凡人だから。

モーツァルトが三歳の時、
王様の前で布を被せたピアノを上手に弾いてみせた、
という話を聞いた長屋のおとっつぁんが、
「うちのガキになにか特殊な才能ないか?」と。
するとおっかーは
「うちの子人参が嫌いでねぇ。いくら刻んで入れても上手にヨケるんだけど、これはどう?」
金にならない才能もあるようで。

桂三枝(文枝)の創作落語を思い出しました。
わたし、残念ながら金にならない方の才能すらないです。








Re: あははは

riversideblueさん、おはようございます。

歌もいけるんですか?

ガガ姐さん、いっとき劇太りしてましたが少し戻りましたね。
ジャケットの素顔が案外普通というか、
リンダ・ロンシュタットみたいで驚きました。
普通でいいんじゃないかな。
商売上そうもいかないんでしょうか。

そうです、人生どうなるかわかりません。
それだけは確かです。







こんばんは(^^)

このCDジャケットのレディー・ガガ、
いつもの毒々しさが無くて、別人みたいに可愛いですね(笑)。
しかしトニー爺さんはホント天晴れです。(^^;

音楽には素質が、才能が必要です。
…その思いを再認識する今日この頃…。

あははは

思わず聞いてみてしまいましたよ。Anything goes
ちょっぴり乱暴なガガを、うまーく受け止めてる大御所、素敵ですね(´ 3`)
たまには歌ってみたくなりました、縁の下ばっかりのバンドで!(笑)

人生どう転がるかわからないですよね。
せめてそんなロマンは、持ち続けていたいですね。
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Author:バロン ド バップ
音楽がある限り

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