(253) やられた

alex riel
No.253 2015.1.5



<やられた>




2010年9月12日デンマークのライブハウス、モンマルトルでのライブ録音だ。
ジャッキー・マクリーンとデクスター・ゴードンのスティプルチェイス盤「ザ・ミーティング」や、No.205のサヒブ・シハブ盤でドラムを叩いたのが、本作リーダーのアレックス・リールだった。
どんな楽器でもスポーツでも、その他なんでもそうだが、歳を取れば怪しくなる。
そしてこれには常に個人差があり、歳とともに劣化するだけの人もいれば、人間国宝となる人さえいる。
アレックス・リールは外人だから、人間国宝は無理かもしれない。
本作二曲目「身も心も」にハッピー・バースディが挿入される。
こうした場合の多くは、誰か関係者の誕生祝いであるのが普通だ。
そう、この日はアレックス・リールの70回目の誕生日であった。
古希だ。
それでこのドラムか。
恐れ入った。
全ての生物がDNAに既定されるというのは本当だ。

前回お話しした「坂道のアポロン」でドラムを叩く千太郎も、そしてピアノのボンもそうした意味では同じだった。
まったくもって、極めてベタな物語である。
だがだが、私はこのアニメを全力プッシュしたい。
第3話くらいまではどうという事もなかった。
だが、その後、これはラピュタあるいはエバンゲリオンに並ぶアニメではないかと思い始めた。
そして第9話「Love Me or Leave Me」で完全に、私はまんまとしてやられた。
本当にベタでベタで、でもそれ故面白い。
アニメを観てこんなに感動した事はない。
私は作者の意図した通りに操作され誘導されたのだ。
その事に何のウラミもない。
私の感動なんて昔からえらく安直だからだ。
それが偏差値に関係があるとしても、安んじて受け入れる心算だ。
ずっとこういうのが好きだった。
直球の感動が好きだった。

佐世保を舞台としている。
もしも九州にお住まいでこれをまだ観ていない方がおられるなら、最初つまらないとお思いでもどうか、一度我慢して最後までご覧頂ければと思う。
もちろん北海道にお住いのあなたも。

万一既に観ておられ、つまらなくて話にならなかったという方は武士の情、スルーでお願いします。











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二伸

賀正の二伸となりました(笑
今年もよろしく。

人を感動させるという事は、
難しくもありまた、
時にはたやすくもあるようです。
「坂道のアポロン」の作者は明らかに理解してやっていると思いました。
心が動かされるメカニズムも、人により違いがあるのは事実です。
しかしここを突いとけばたいていのヤツに効く筈、とのツボがあるもの。

先日母親が録画していた「クリスマスの約束」を見せてもらいました。
わたしはコーラスに弱いところがあります。
これはトップシークレットです。
もろくも、不覚にも、感動してしまいました。




もしかして、あけましておめでとうございます、ですね(^∇^)
ことよろで♪

坂道のアポロン、知りませんでした。
YouTubeで第1話さわり見ていたら、小3のちび♂が寄ってきて、続きを見たい!と(*^^*)
長い冬休み、親子で観賞したいと思います
まだ、楽器も登場してないところまでしか見てなくて、
続き楽しみです(^ー^)
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バロン ド バップ

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