(249) 小樽のひとよ

小樽4
No.249 2014.12.25



<小樽のひとよ>



No.193~No.195登場の「リバーサイド三部作 ×2 (全6枚)」を額装する、小樽のジャズ喫茶「Groovy」におじゃました。




小樽11

夕方4時頃の中途半端な時間帯にホテルに着いた。
グルービーはホテル向かい側のビルの地下だ。
8階の部屋から店の様子は窺えない。
祝日でもあったので、やってないんじゃないかと思いつつダメ元で行ってみた。
開いてて良かった。






小樽9

常連客がカウンターで談笑中だった。
ボーズのラジカセ(これも死語?)から流れる小音量のジャズ。
前もそうだったが、何故かメインの装置を使っていない。
この店のご主人をかなりの趣味人とお見受けする。
調度や何気なく置かれた様々なモノから、生半可な素性でないのが伝わってくる。
でも、ジャズ喫茶の命であるメインの装置が、何故かいつも鳴っていない。
何故か?
そんなの決まっているではないか。
客が来ないからだ。
カウンターでスポーツ新聞を広げる町内会の顔見知りは客ではない。






小樽8

構わずパラゴンの前に陣取る。
暫くすると音が出始める。
そうだと思った。
ジェリー・マリガン「ナイトライツ」を聴かせて頂いた。
いい感じだ。
一時間ほど滞在し、ビールを2杯いただいて店を出た。
あっという間にレストランの予約時間がきていた。







小樽6

粉雪舞い散る小樽の駅に、ひとり残してきたけれど。





小樽5

駅近くのレストランを目指す。
アジア圏の観光客が行きかう。
なんとなく判るもんだ。
着慣れない防寒着姿で嬉しそうに雪道を行く彼らは、いったい何が楽しくて冬の北海道を訪れたのか。
YOUは何しに小樽へ?

間もなく目指す店が見えてくる。
「La Cheminee」である。






小樽1

「ラ・シュミネ」とは「暖炉」のことらしい。
現在小樽唯一のフレンチレストランではないだろうか。
以前に市内別の場所で営業していたようだ。
恐らく規模を縮小し、ここへ移転したのではないかと思う。
小樽でフレンチは結構たいへんだ、と前にオーナーが語っておられた。
そうだろうな、観光客の姿をこの店で見たことはなかった。
全部地元のお客さんだ。
私のようにわざわざJRに乗って来る物好きな客もあまりいないだろう。
寿司も結構だが、新鮮な食材を使って供される小樽のフレンチをぜひ一度どうぞ。






小樽3

我々が一番乗りだったので、店内をちょっと撮影。
携帯、それもガラケーのいい加減なカメラだから、当ブログの画像はいつもだらしない。
美しい写真を使われる方などを見ると、彼我のあまりの違いにがっかりする。

この日は4組、8人が客の全てだったと思う。
この人数で店は満席となる。
最後に入った若いカップル以外、熟年の夫婦ばかりだった。
向かいの妻に関心を示さず、ずっとスマホを弄ってたオヤジ、それは良くないと思うな。
若いカップルもなんだか倦怠感を漂わせていた。
何度目のクリスマス?
クリスマスディナーのテーブルにも、色々な物語があるのだろう。

6時半開店で食事に3時間かかった。
まぶたが重くなりかけた我々は、デザートもそこそこに一番早く店を出た。
その後のことは知らないが、9時半以降に新規はもう無理だ。
非常に効率が悪い。
店が続いていくには客単価を上げなければなるまい。
この店が今後も続いて欲しいとお思いなら、「ラ・シュミネ」を応援するお気持ちがお有りなら、どうかそれなりのワインをボトルで注文してあげて下さい。
店が儲かるのはワインである。
労せずして儲かる。
そういうアイテムも出なければ、店を維持するのは難しい。
飲みきれない時は、思い切って残せば良いのだ。






小樽2

店のすべてを、オーナーシェフの花形信行さんが一人で切り盛りされる。
この日はクリスマスディナー一種類のみのところ、妻が肉料理を苦手とする旨事前に申告しておいたので、彼女だけは別メニュー対応して頂いた。
申し訳ないと思った。
はっきり言ってご迷惑をおかけした。
だから近いうちに、今度は子供達も連れて再訪しよう。
「雪あかりの路」の頃がいいかもしれない。


ご馳走さまでした、大変おいしく頂きました。














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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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Re: こんばんは(^^)

文伽さん、おはようございます。

小樽は二つのエリアに分かれてしまいました。
一つは運河エリアです。
主にアジア圏の観光客が行く場所になりました。
ガラス製品やオルゴール店なんかがあります。
あまりリピーターはいないと思いますが、
なにしろ人口も多いので今の所足りているようです。

もうひとつがその他のエリア。
おっしゃる通り昭和の香りです。
はっきり言ってさびれています。
今のところ観光客の姿をあまり見ません。
彼らは大型バスで運河エリアに来て、
ガラスとオルゴールを買い、
またバスに乗って帰るのです。

その他のエリアには、昔栄えた小樽の風情が今も残っています。
それを朽ち果てる前に観光資源として活かせるかどうか。
難しいかもしれません。
北海道の人びとはそういう事が下手です。
自分のところでとれたタラコが、
九州で「辛子明太子」という名産品になり、
富を生んでいるのを指を銜えて見ていますからねえ。

わたくし本日より年末年始の休暇に入りました。
さあ聴くぞ。







こんばんは(^^)

ご夫婦で小樽に行かれたのですね。
「グル―ビー」というジャズ喫茶、
老舗なんでしょうか、昭和の香りがしていい感じですね。
熊本はこういう昔からのジャズ喫茶ってあるのかなぁ。
今度探してみようかな(笑)。

それにしてもクリスマスにご夫婦で
フレンチのディナーだなんて、素敵すぎます。
流石バップ男爵~。
店内も落ち着いた雰囲気でいいですね(^^)。
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バロン ド バップ

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