(247) AIREGIN

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No.247 2014.12.21



<AIREGIN>




冬の嵐騒動に振り回されたあと、急に暖かくなり雨など降ったかと思えば一転真冬に戻った。
これで道路事情が最悪な事になった。
でこぼこのアイスバーンになり、危なくてどうしようもない。
特に歩道が恐ろしい。
雪道になれた現地の人であっても、とてもまともに歩けたものではないのだ。
こちらの方が余程、不要な外出を避けるようアナウンスすべき事態だろう。
慣れない方面の方は、当分当地へ足を踏み入れるべきではない。

さて、ウェス・モンゴメリーの代表作の一つ、「The Incredible Jazz Guitar」である。
本作の美点を二つあげれば、一つはなんと言ってもソニー・ロリンズ作の名曲「エアジン」の名演だ。
ウェスはピックを使わず、自己流の指弾きであのブルージーな音色とオクターブ奏法に到達した。
それは素晴らしいとしても、どう考えても速弾きには適さないと思う。
本作「エアジン」における疾走感は驚異と言う他ない。
それ故の「Incredible」なのだろう。

本作の美点、もう一つは名盤請負人トミー・フラナガン(p)の参加である。
フラナガンがピアノを弾くと、確かに格調が高くなり名盤度が二段階くらいかさ上げされる。
第一名前がすでに格調高い。
ピアニストらしい名前というのがあるもので、名は体を表すというのは本当だ。
ビル・エバンスもそうだが、トミー・フラナガンも名前で随分得をしたと思う。
少なくともゴンサロ・ルバルカバよりは、ずっともっともらしい。

そういう意味で本作のウェス・モンゴメリーもギタリストらしい名前だし、ジョー・パスといえばギタリストしか思い浮かばない。
全部当たり前の話ですね。
ウィンドウズはオペレーティング・システムらしい名前だと言っているに等しい。
マイルスバンドに、ビル・エバンス(別人)という名のサックスプレーヤーがいた事実をどうする、と言われたら返答に窮するばかりである。

名前というものは最初少々変でも慣れるし、定着してしまえば体を表してしまう。
そういうものだ。
本作の「AIREGIN」にしても最初は何それ?という感じだった。
しかし今や「エアジン」は「エアジン」である。
何の違和感も有りはしない。

名曲「AIREGIN」実は逆に綴れば「NIGERIA ナイジェリア」である。









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