(219) アランフェス協奏曲

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No.219 2014.10.23



<アランフェス協奏曲>




M.J.Qという長年続いたバンドがあった。
彼らはモダン・ジャズ・カルテットなのだが、初期にミルト・ジャクソン・カルテットとも名乗った。
どちらも略せばM.J.Qという訳だ。
本作L.A.4は多分ロスアンジェルス4だ。
だが、ローリンド・アルメイダ4かもしれないと思わせる洒落になっている。
芸風やや似ていないこともないが、私ならL.A.4を選ぶだろう。
それはリズム隊の力量差による。

コニー・ケイ(ds)、パーシー・ヒース(b)対シェリー・マン(ds)、レイ・ブラウン(b)では勝負にならない。
異種格闘技になるが、ジョン・ルイス(p)対ローリンド・アルメイダ(g)、ミルト・ジャクソン(vib)対バド・シャンク(as,fl)は存在感でいくと互角の判定である。
結局リズム隊の差でL.A.4の勝ちとなる。
だが、シェリーマンがL.A.4でドラムを叩いたのは3枚のみ。
残りの7枚では駆け出しのジェフ・ハミルトンに替わり、一転勝負が分からなくなる。

知名度なら圧倒的にM.J.Q。
モダン・ジャズ・カルテットの響きがジャズっぽい。
対するL.A.4、なんか軽いよね。
このバンド名が売上に貢献したとは思えない。
ジャケットもパッとしないのばかりだ。
コンコードという会社、やる気があるのか、どうも分からない。

L.A.4の音楽はM.J.Q同様異端のジャズだ。
だが異端には異端の存在価値があるもので、ゴリゴリとハードバップが連続したあとに一曲だけ聴くとこれが良いのだ。
特に本作のアランフェス協奏曲を、時々私は無性に聴きたくなる。
一度聴いたら次は3年後なんだが。







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