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(206) そして誰もいなくなった

black market
No.206 2014.10.4



<そして誰もいなくなった>




ジョー・ザビヌル、ウェイン・ショーターによる双頭バンド、ウェザー・リポート中期のヒット作。
製作途中よりジャコ・パストリアスが参加した事でも知られる1976年の作品だ。
ライナーノートを岩浪洋三氏が書いておられる。
故人をあまり悪く言うものではないが、どうもこの方の文章は読み辛い。
そのうえ言葉遣いに癖があるので、三行読めば岩浪さんだとわかる。
ただ、この業界の第一人者であったことも事実であり、私が初めて買ったジャズ本は岩浪さんが書かれたものだった。

その岩浪さんも言っておられるが、当時はまだフュージョンではなく、この手の音楽を「クロスオーバー」と呼んでいた。
ところでジャズと演歌のクロスオーバーが昭和歌謡ではなかったか、と私は睨んでいるのだがどうだろう。

ジャズとロックのクロスオーバー、ジャズとクラシックのクロスオーバー、色々あるが、確かにショーター中心のB面にジャズの残滓を感じなくはない。
ザビヌル中心のA面は、よりコマーシャルな方向へ行こうとするフュージョンへのジャンプ台に見える。

白い黒人ともいわれたザビヌルは、MJQのジョン・ルイスなんかより音楽的にずっと黒い。
だが黒いと言ってもバップ的な黒さではなく、どこか陽気で南の楽園を思わせるラテン系の黒さだろう。
その点ではチック・コリアにも同種の匂いを感じる。
この二人をもし入れ替えたら、どんな音楽が生まれたのだろう。
ウェザー・リポートとリターン・トゥ・フォーエバーが同時期に存在した奇跡に比べれば、それほど難しいことでもなかったように思える。

ザビヌルが書いたタイトル曲の「ブラック・マーケット」は闇市場というより、楽想からいってもまさにジャケットに描かれたような、とあるアフリカの海岸で開かれる黒人たちの市場をイメージさせるものだ。
この「とあるアフリカの海岸」で起きているエボラの感染を、イスラム国よりも低危険度に前回見積った。
だが、今朝放送されたある報道番組を見ていたら、どうもそのようにも言っていられない気がしてきたのである。

エボラウィルスはアフリカのコウモリが元々持っているもので、コウモリには一切悪さしないが、コウモリを介して一たび人間に感染するととんでもない事が起きる。
過去何度か起きているが、死亡者300人程度の被害で全て抑え込んで来た。
今回もその程度の話で収まるのではないかと思っていた。
ところが今年4月の死亡者数(これはあくまでも把握しているものに限られる事に注意を要する)二百数十人から始まり、毎月倍増を続けているのだとか。
その結果現在までの累計死亡者数が、把握しているだけでも7000人を超えているのである。

番組では今後このまま毎月倍増を続けた場合どうなるか、という試算をしていた。
簡単な計算である。
一年後死亡者数は100万人前後となる。
これは数字のマジックと言っていいだろう。
そもそもエボラウィルスは空気感染しないので、仮にこのまま感染が拡大しても、地域の人間全員が死亡してしまえばそれ以上の拡大は不可能だ。
だが、万一感染拡大の途中で空気感染するタイプに変異したら?
電卓片手に計算してみるといい。
2年後の4月、死亡者数は40億人となる。
そして翌5月の死亡者数はゼロ。
この地球上に人類が一人もいなくなるからだ。










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