(200) INCREDIBLE !

the cat
NO.200 2014.9.26




<INCREDIBLE !>




NO.200となった。
キリの良い回であるが、特に何事もなくタンタンと進行する。

ジミー・スミスは幼少よりピアノを弾いていたが、20代中頃のある日2000ドル以上の借金をしてハモンドB-3を購入、オルガニストへ転向した。
以来昼間はオルガンの練習に明け暮れ、夜になれば酒場でピアノを弾いて生活した。

楽譜が読めなかったが、非常に耳が良く不自由しなかったとされる。
しかし私はこの話を疑っている。
幼少時からピアノを学んだ人が楽譜を理解しない、というのはだいぶ怪しいと思う。

やがてブルーノートからデビューし、ジミーはたちまち売れっ子となった。
ブルーノートの1500番台だけで、彼は13枚のリーダー盤を出している。
1501番(マイルス・デイビス)から1600番(ザ・スリー・サウンズ)までの98枚中の13枚というのは、驚くべき数字である。
因みにリー・モーガンとハンク・モブレーが6枚。
ルー・ドナルドソンとホレス・シルバーが5枚。
バド・パウレルが4枚。
ソニー・クラークが3枚である。
ジミー・スミスの13枚が抜きん出た数字である事がわかる。
何故これほど多いのか。
それはもちろん売れたからだ。
ジミーのオルガンジャズは主にハーレムの黒人層にうけ、ブルーノートの屋台骨を支えた。

尚、ブルーノート1500番台が98枚しかないのは、ふたつの欠番(1553番と1592番)があるからだ。
1592番は何故か(多分売れないから)オクラ入りしたソニー・クラークの「クインテット」で、後に東芝によって発掘され発売された。
これをいれると、ソニー・クラークのリーダー盤は4枚となる。
あの「クール・ストラッティン」を含むソニーの諸作が、当時のアメリカでは全然売れていなかったのだ。
今逆に、ジミー・スミスの13枚を聴く人がどれだけいるだろう。
不思議なものだ。

1553の欠番について私は真相を知らない。
きっと何か因縁めいた物語がありそうだ。
あるいはある日突然テープが発見され、発売されるとか。
どうだろう、それなら楽しみに待ちたい。

本作「THE CAT」は1964年にバーブレーベルから発売され、これも大変売れた。
トランペット、トロンボーン主体のビッグバンドを従え、いかにも売れそうなナンバーが続く。
録音も非常に素晴らしい。
私は有名なタイトル曲を含むA面よりも、「シカゴ・セレナーデ」や「ブルース・イン・ザ・ナイト」などのB面が好きだ。

副題が「The Incredible JIMMY SMITH」である。
「信じられな~い!」ということだ。
ジミーのオルガンはあのマイルスをして「世界八番目の不思議」と言わしめたとか。
本作はビッグバンド付きであるが、ブルーノート1500番台13枚は、全てオルガントリオだ。
この場合あとの二つがギターとドラムである。
そう、ベースがいないのだ。
なんとベースはジミーが足用鍵盤にて(両手と)同時に演奏している。
まさにINCREDIBLEなお話なんである。
しかし本作では別にベーシストがいて、だいぶ楽をしたようだ。

さて、本日これから宴会である。
トルコ料理店なんだとか。
誰が決めたか知らないが、世界三大料理の一角を占めるトルコ料理。
私は全くの未知。
いい加減なモノを出す店でない事を祈りたい。












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Re: 懐かしいジャケ絵

MKさん、はじめまして。

ブログを拝見しました。
私の世界とはまるで違う分野なので、
じっくり熟読させて頂こうと思っています。

先ずはとり急ぎ、ご挨拶まで。

懐かしいジャケ絵

初めまして、赤いバックに黒い猫、ただ脳裏の方隅に記憶が有った、このジャケ絵。
ジャズのレコードジャケットだって事だけは知っていましたが、それ以上知りませんでした。
ましてやジミー・スミスだったなんて。
大昔、レコ芸やfmファンの新着レコード評辺りで見つけたのかもしれません。
ジミー・スミス、『クールストラッティン』が昔からの愛聴盤です。

Re: organjazz

トルコ料理宴会より帰ってまいりました。
「タファ」というトルコ人(と称する)シェフの店でした。
今回は5000円飲み放題付きなので、あまり贅沢は言えません。
料理はまあまあでしょう。
メインの肉料理(シシカバブー?)もそれなりにおいしく、
デザートのネバネバアイスクリームは生まれて初めて食するものでした。
ただ、ワインがどうも得体のしれない代物で、
ちょっと厳しかった。
次に行く機会があれば、飲み放題はよして、リストから選択します。

オルガンジャズですが、私が所有するところでは、
ブルーノートなら4068番ベビー・フェイス・ウィレットや、
4306番ジョン・パットンあたりがサックス入りで更に黒いです。
また、スタンリー・タレンタイン(ts)の妻だったシャーリー・スコットが、
夫とプレステッジに吹き込んだ「HIP SOUL」なんかも良いです。

私も名古屋には少しだけ思い出があり、
(100) 八丁味噌の思い出 で報告しました。
食い物が気に入るかどうかで評価が分かれると思われます。

楽しんでいらして下さい。

organjazz

バロンさん、こんばんは。
オルガン主体のjazzはじめて聞きました!
とても気持ちがいいですね~
ロックの世界では、フロントは大抵ギターですから(笑)
所謂早弾きに終わらず、緩急とバリエーションが素晴らしかったです。
うーん、格好よかった。
普通にピアノから入った私はオルガン音色の奏法に苦労しています。
なかなか、さまになりません(>_<)
聴けてよかった、とてもいいきっかけをありがとうございます(^人^)

トルコ料理、いかがでしたか?
近くには2つしかないはず…
エスニックなものは好きです。
是非食べてみたい!感想を聞かせてくださいね☆
あら…バロンさんにはお見通しですね(^^;
名古屋のごはんはエスニックより、B級グルメですね(笑)
こちらもたのしみにしているところです(*^^*)
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Author:バロン ド バップ
音楽がある限り

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