番外編 ㉘ マニア

補強




<番外編 ㉘ マニア>






少し前に報告済の画で申し訳ない。
何故重複するかと言えば、私が幸福でニヤニヤしているからであり、更に申し訳ない。
なにゆえの幸福か。
極めてシンプルなんです。
現在我家の「音」が快調と、ただそれだけの話。

さりとて皆さん、あからさまにこのような事を申し上げる機会など滅多にあるものでもございませんよ。
それは次のような理由によるものであるが、この種のマニア(オーディオマニア : 私は自分をそのように認識している。一種のフェチと考えて頂いて構わない。お御足と音が入れ替わっただけである)以外の方々にはほぼ無関係の話と言って良いのであって、更に更に申し訳ないかもしれない。

マニアはいつもどこかをいじっている(まさか大きな誤解はないと思う)。
それは少しでも良い音を聴きたいというセツナイ思いによるものだ。
だがあちこちいじり過ぎて、何がどう変わったか訳がわからなくなる事態はむしろ普通と言ってよい。
余計な手出しなどせず、おとなしく音楽を聴いておれ。
そう思うのは当然だが、なかなかそういう訳にもいかない。
いじるのが好きなのだ。
どっかいじっていたいのだ。
ほっとく事が出来ないのが悲しいマニアのサガなのである。
結果として今出ている音より、他人様が聴けば実は三か月前の音の方がずっとマシであった、などという過酷すぎる事態もごく普通に生起する。
いじり壊しというやつだ。
そんな事だからマニアは、今出ている音が不安でいつも信用できない。

だからと言って相談する相手などそうそう居るものではない。
AとBとCではどれがいいと思う?
悪戦苦闘の挙句(オーディオは腰にくる)様々切り換え、同じ曲の同じ箇所を恋人に聴かせたとしよう。
そんな事を聞いたところで彼女(ないし彼)は途方に暮れるばかりだ。
何故ならそんなチマチマした話には更々関心とてなく、皆同じに聞こえるばかりだからである。
試みに二つに絞り、AとA'(実は同じ)ではどう?と聞き直せば、
「そうね、A'かな・・・絶対A'がいいと思う。そろそろ炎の○○○TVの時間ね」
マニアは深く絶望し、益々隘路にハマり込んでゆく。

そうした理不尽な現実の向こうに、今そこに出ている「音」があるというのはマニアにとって動かし難い事実だ。
その「音」がなんか今とってもいい感じ。
思い当たるフシはあるのだ。
「音」は何をやってもゴロゴロ変わる。
ただ、普通の人(常識人と言い換えて何ら不都合ない)にはそれが感知出来ない(したくない、する必要がない)だけだ。
トライ&エラーの末に今出ている「音」が良いとすれば、その理由はこれしかない。
それがこの画である。
スピーカーの舞台裏を携帯で写したものだ。
高音部の音を出すドライバーという発音体である。

20キロ近い重量がありながらこの子は、出した音を広げてくれる木製のホーン(ラッパ)にネジ4本でぶら下がっていた。
この痛々しい状態に常々私は心を痛めていたのだ。
そこで何とかならないかと、ホームセンターを物色して探し当てたのがドライバー(黒い物体)を支えるパーツである。
200円程度の品であり、本来の用途は知らない。
これが効いたのである。
そんなモノが?
それしか考えられない。
え?外して使用前を確認してみたかって?
ばかな事を・・・
これを外して出た音がダメだったとする。
また元の状態に簡単に戻せると思いますか?
男女関係と同じです。
今が良い状態なら、そこはそっとしておく。
いじるなら別の場所だ。









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おはようございます

詩伝殿、まさに、まさに。
何事も上手く騙され続ける事が肝要です。

そもそもレコード盤に刻まれた音自体ウソのかたまりです。
生のウッドベースはあんなにでかい音ではないし、
ゴリゴリもしておらず、サックスはもっとずっと優しい音です。
それをゾリゾリした音に加工し、聴いたマニアを「あ"~いい音だ」
と悦ばしている。
聴いたことはありませんが、生のマスターテープをそのまま再生した音は、
なんだかヘナヘナらしいです。

私を上手く騙し続けて。

No title

そうです。もういぢっちゃいけませんよ。この次いぢるのは耳が騙されていることに気付いてしまった時のみです。さあ心安らかに(アタラクシア!w)音楽を愉しみませう(笑)
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