(173) ジャケ買い

ambrosetti.jpg
NO.173 2014.8.11



<ジャケ買い>



イタリアのトランペッター、フランコ・アンブロゼッティ2006年のenja録音。
ジャズ批評誌でジャケットデザインの賞を取った。
エンヤはドイツのレコード会社だが、イタリア人ミュージシャンのアルバムだとこんな洒落たジャケットになる。
思えば本作を新しくなったスピーカーで聴くのは初めてだ。
購入以来三回目くらいかな。
その程度の作品内容だと思って頂いて構わない。
ソプラノ・サックス(ゴメンナサイ、私嫌いなんです)が入っていたり、バンドネオン(手風琴)が入っていたり、ストリングスが被ってきたり、意味不明のイタリア語による語りがあったり・・・
そもそもイタリア語というやつがどうも好きじゃない。
意味は一切分からないので、響きというか雰囲気についての印象に過ぎないが、雰囲気なら圧倒的にフランス語だろう。
昔「グリーンカード」という映画で、お茶の水博士のような風貌のジェラール・ドパルデューが、ピアノ伴奏とフランス語の語りだけで女心を鷲掴みというシーンがあった。
イタリア語なら笑いを取るところだ。
イタリア映画を観るとしたら、喜劇以外は絶対日本語吹き替え版だ。
イタリア語のラブストーリーを字幕版で観るのは考えられない。
韓国語も中国語も考えられないけれど。
あと、ドイツ語も。

実は最近では英語モノの日本語字幕版も面倒だ、という話を友人としたばかりだ。
若い頃はパッと見た字幕の内容が一瞬で頭に入ってきたのに、最近では頭から一字一字読むようになった。
そうすると、長い字幕だと全部読み切れないという悲しい現象が起きる。
頑張って全部読み終えても、必死に見ているのは字幕だけで肝心の映像は全然疎かになっていたりするのだ。
勢い、吹き替え版へ行くようになってきた。
でなければ、一度吹き替え版で内容を把握してから字幕版へ、という手間のかかる事態となる。

閑話休題。
まあ、中には2曲ほど傾聴に値するトラックもあるにはある、というのが本作の真相だ。
たとえ中身がそうでも、本作のこのジャケットは所有するだけの価値がある。
ジャケ買いというヤツだ。
だからLPレコードならもっとずっと良かったのに。
今、商業音楽はダウンロードとかの話になっているが、それにはジャケットは付いてこないのだろう。
何とも味気ないことである。
音が良くても悪くても、私はそんなものは絶対買わない。


アンブロゼッティのenja作品にはもう一枚、とってもいいジャケットがある。


ambrosetti 2

その名もズバリの「THE WIND」。
ね、手元に置いておきたくなりませんか?
アンブロゼッティについて、マイルスはかつて「黒人のハートを持った白いトランペッター」と評した。
ダスコ・ゴイコビッチと共にエンヤが強力プッシュしたトランペッターだ。
こちらはワンホーンものであり、曲、演奏とも聴くなら断然こちら。
「LIQUID GARDENS」の方は飾っておいてください。

さて、心配された台風であるが、私のところでは今の所何事も起きていないようだ。
だが、これからお盆なのに、どうも週末の天気はあまり予報が良くない。
台風の後遺症ということか。
様々計画を立ててもおられようが、皆さんあまり無理をなさいませんように。

















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