(17) アルトゥーロ・オファリル 時を越えるパーフィディア

オファリル
NO.17 2011.11.29





<アルトゥーロ・オファリル 時を越えるパーフィディア>






30年以上素姓のわからなかった「パーフィディア」を含む。
「青い麦」「青春の館」・・・知っている人もいるだろうが、私も中身はすべて忘れた。
ディスコ以前、「おどり場」とか言っていた場所でバンドが演っていた曲だった。
わけもわからないまま大人の世界に抱いた憧憬は、幻としておいた方が良かったのか。
「B♭」「モンク」「ドッコ」「アクト」「モジョ」「ミルク」みんな時の彼方へ消えていった。
レコードというメディアは耐久力があるが故、そうして全てが消えた後ですらそれがウソのようにリアルな残像を再現して見せる。
言って見ればヤボですらある物体である。
楽々と一世紀はもつであろうレコードに比べれば、このCDというやつは30年もつかどうかわからない。
出始めの頃3000円以上もした古いタイトルを陽にかざして見ると、物によっては細かな孔が穿たれている。
酸化によるものだという。
本作は2002年の録音であり、すでに10年が経過している以上、30年後にきちんと再生できるかどうか怪しいものなのだ。
その頃多分既に私は生きていないが、これらを引き継いだ子や孫やそれ以外の人達がどのような気持で聴くにせよ、実体験を伴わない音楽は時に空虚なものになる。
音楽は自分が生きた時代とともにあるべきものなのかもしれない。
だからCDは30年もてばそれでいい、そのような達観をもって作られたのであれば驚く他ない。











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