(159) CRISS CROSS

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NO.159 2014.7.10



<CRISS CROSS>



ワールドカップ史に語り継がれる謎となるだろう。
オランダvsアルゼンチン戦PK戦での起用である。
むしろ不起用と言うべきか。
勝負事であるし、結果論と言ってしまえばそれまでなのだが。
しかし、オランダ国民のみなさんは納得されるのだろうか。

何事につけ、国民性というのはあるものだ。
鎖国を続ける我が国に対し、宗教性を排しひとり長崎出島での貿易権を獲得していたのがこの国だった。
私はオランダに行ったことがないので、責任は持てないが、合理的であり冷静である、そんな印象を持っている。
今回も遂に悲願は叶わなかったわけだが、最後までテンパった様子は感じさせなかった。
淡々とPKを蹴り、止められた。
勝負に決着がついた時、感極まって泣いていたのは勝者のアルゼンチンサポーターの方であり、ロッベンのご子息を例外として、オランダ人の目に涙はなかった。
妻が昔KLMか何かでヨーロッパへ行った折、周りに乗り合わせた多くのオランダ人のデカさに仰天したと言っていた。
とにかく体格に恵まれたオランダ人にあって、代表正キーパーのシレッセンはどこか線が細く頼りなげな印象は確かに有り、PKスペシャリストとしてコスタリカ戦に起用されたクルルの方が、正真正銘オランダ的だったと思う。
キーパーデカい、イコール、ゴールが狭く見える。
これだけでPKキッカーに大きなプレッシャーを与える。
可能なら(そんな訳ないけど)時間を巻戻し、三人目交代枠を訂正して、オランダキーパークルルでのPK戦を見てみたいものだ。

本作はジェシ・ヴァン・ルーラーの、クリス・クロスにおけるセカンドアルバムである。
名前から想像がつくように、ジェシはオランダ人だ。
そしてクリス・クロスというレーベルもオランダのレコード会社である。
これがまた、実に両者ともオランダ的だ。
ジェシのギターはものすごくテクニックがしっかりしており、どんな早弾きでも破綻を来たす気配すら見せない。
非常にモダンである。
そしてどこかクールでメカニカルで、理詰めな印象も同時に伺わせる。
一方クリス・クロスの音作りは常に過不足がなく、一発あててやろう的な山っけを感じさせない。
ただ安定した音を聴かせる反面、ある程度の装置を持ったマニアにしかその真価を見せることがないと思う。









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