(15) ベイシーの大爆発

ベイシー
NO.15 2011.11.27




<ベイシーの大爆発>





原爆のキノコ雲を使ったこのアルバムのジャケットに違和感を持っていた。
アメリカの傲慢がキノコ雲の向こうに見える。
ベイシー本人を含め関係者は日本国と日本人などに殆ど関心がなく、従って配慮の必要性を一切意識していない。
たとえば日本人ミュージシャンがいて、レコードジャケットに旅客機が貿易センタービルに突入し爆発する写真、いや、そうではないな、ゼロ戦が戦艦アリゾナに魚雷をぶち込む写真を使ったとする。
それを彼らが看過するだろうか。
日本人は少しばかりお人好しに、あるいは卑屈になり過ぎてやしないか。

彼らがどのように開き直ろうとも、あれは戦争犯罪である。
しかしながら残念な事ではあるが、この人類史上稀に見る残虐な犯罪行為を裁くには、次の戦争で彼らに完勝するまでその機会を待たねばならず、それはそう簡単な話ではない。
だが、どれほど時間が経とうとも、いつか必ず白黒着けずには置かない。
日本人ならこの事を忘れてはなるまい。
今はただ、明確な謝罪を要求する。

カウント・ベイシーという人がどんな人物であったか、それは残念ながら私には全くわからないが、少なくともこれを見る限り思慮深い人物であった筈はない。
もっともジャズメンであるのだから、それでオッケーだとも言えるのだが。

しかし、そのような扱いの同じ日本人でありながら、ニックネームなど賜って嬉しがっているのはどうかと思う。
アゴアシ付きで日本に呼び、下にも置かない対応を取ればニックネーム(それも何やらなさけないものだが)の一つくらい付けてくれるであろうが、それを家宝でもあるかの如く有難がっているというのでは、あまりにも矜持というものがなさ過ぎやしないか。
気前のいいタニマチに少しシニカルなあだ名を付けただけの話だろう。
自分の名を冠した店を営む店主に。

今年は冬の訪れがやけに遅い東北地方だという。
一度はその音を聴いてみたいと思っていた店があるのだが、有名人をとても大切にする店主なるも、無名の日本人に対してはエラく尊大な態度らしいからな。
やめておいた方がよさそうだ。











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