番外編 ⑲ ホーン泣き

horn1.jpg




<番外編 ⑲ ホーン泣き>






我家のメインスピーカーを4344から一点モノに変更して、4年が経過していた。
その間の顛末について、大体のところはお話ししたつもりだ。
納品以来不具合の連続で、販売店とメーカーの対応の遅さがこれだけの年月を既に過去の出来事とした。
最後に残ったのが、Y音響のウッドホーン問題だった。


horn2.jpg


集成材のブロックを削り出して作るのだというY音響のホーンは一つ数十万する。(ホーンのみ、もちろん音を出すドライバーは含まない)
物量投入の成果で、所謂ホーン鳴きがほとんど発生しないという話だった。
それが乾燥のせいだと言うが、割れだした。
当然、なんとかしてくれと販売店に泣きつく。
メーカーと販売店の協議で修理という事になった。
「割れた集成材を修理?」
そんなことが可能だとは思えなかった。
だが、私にはもう強いことを言う気力が残っていなかった。
ホーンは修理され戻ったが、三か月たち再び割れた。
それがこの画像である。
メーカーでは割れた箇所を研磨し、その部分のみ再塗装したようである。
抜本的な修理(出来る筈はないと思ってはいたが)をしたのではなく、表面的にごまかしたのだ。
もうこれは頑張るしかない。
私は言うべき事を言ったのである。
そしてホーンは再び再製作されることとなった。

本日、遂にそれが我家にやってきた。
Y音響製ウッドホーン特注色。
4年前に初めて来たそれは、輸送事故で無残な姿となっていた。
次に来た子はひび割れてしまった。

今度こそ・・・と思う一方で、また何かあるのではないかと取り越し苦労などしたとしても、それはある意味仕方のない事ではありませんか?
私は驚いた。
いや、もう驚きはしなかった、と言うべきか。
そうなのである。
まったく、実に、なんというか、期待を裏切らないのである。
箱から出された新ホーン、その表面にはあり得ない塗装ムラが・・・

マジですか?

マジなのである。

ホーンは泣きながら箱に戻され、去って行った。

春尚遠し。










スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

バロン ド バップ

Author:バロン ド バップ
音楽がある限り

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カテゴリ
最新コメント
最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
"Count" Basie