(108) ANGEL EYES

angeleyes.jpg
2013.3.20 NO.108



<ANGEL EYES>





イーデン・アトウッド、美貌のジャズ・シンガー。
まさに彼女のためにあるようなタイトル「ANGEL EYES」である。
本作は2013年の2月に発表された「ジャズ批評誌ジャズオーディオ・ディスク大賞2012ボーカル部門」において、見事金賞に輝いた。
喉の腫瘍切除後の彼女の声は、初期のものとは別人といって良いものとなったが、私は今の声質の方がむしろ好きだ。
確かに本作は現在までの最高傑作だと思う。

イーデンは音程が確かだ。
こう書くとプロのシンガーであれば当然との声が聞こえてきそうだ。
だが、意外とそうでもない。
悲しい事に特に我が国では。
でもまあ、音程はとりあえず当然とするか。
イーデンは更に抜群のテクニックとブルース・フィーリングを備えている。
ジャズシンガーなら、本当はそれも当然なんだけど。
ともあれ、私は過去1年に購入した作品中ではベスト3に本作を入れるだろう。
愛聴盤となりそうな一枚であるのだが、強いて言えばジャケットだけはもう少し何とかして欲しかった感がある。
これでは彼女の美しさを表現できていないし、何やら恨めしや的な鬼気迫るものがあり過ぎる。

美人で歌が上手く、180センチというモデル並みの肢体に恵まれた彼女であるが、人生必ずしもすべてがうまくいった訳ではなかった。
結婚し妊娠を望んだが、なかなか子宝に恵まれなかった。
それは特に珍しい話でもない。
しかし、不妊治療を決意した彼女は医者から驚愕の事実を告げられる。
心身ともに完璧な女性である筈のイーデンの性別は、あろう事か「男」だったのだ。
それ故だろうか、夫婦はほどなく離婚したという。

イーデンの魂の叫びを聴け。










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