(106) THE REAL ELVIS

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NO.106 2013.2.17



<THE REAL ELVIS>





amazonではこの三枚組CDが送料込で540円。
私はこれを近くの実店舗にて980円で購入した。
440円損した訳だが、これがことのほか悔しい。
入手時はずい分得した気分だったのだが。
一方で44,000円の電源ケーブルを、鼻で笑うところのあるオーディオマニアの金銭感覚はどこかおかしい。
何れにせよ、CDの国際価格は相当やばい事になっているらしい。
国内盤3,000円とかはもう、はっきり言って法外、論外である。

さて、エルビスであるが、実はまともに聴くのは初めてと言っていい。
収録された120曲全てが1956年~1963年に録音されている。
これはジャズの黄金時代と完全にダブっているのだ。
バックのミュージシャンについてクレジットされていないので想像に過ぎないが、おそらく多くのジャズメンがこっそりアルバイトしているのだろう。
彼らはその時代の最強かつファーストコールのスタジオミュージシャンでもあった筈なのだから。
だから今回は敢えて番外編扱いとしなかった。

これを聴けばエルビス・プレスリーという歌手が、伊達に有名だった訳ではない事が誰にも納得できるだろう。
ただ、私がエルビスに対して抱いていたイメージは「ロックンロールの帝王」といったものだったが、実際聴いてみれば少しハードなところもある普通のボーカルものである。
ロカビリーというのはそうしたものだったのだろう。
日本でも「ウエスタンカーニバル」と称して日劇あたりでやっていた音楽はこれに近いものだったのか。
確かにプレスリーにもウエスタン・ミュージックの匂いがする。
ジョン・レノンはプレスリーから多大な影響を受けたと語っていた。
だが、プレスリーとビートルズの間には連続性が感じられない。
プレスリーはただ与えられたものをソツなくこなしているに過ぎない。
その点でビートルズとは決定的に異なり、プレスリーはジャズを駆逐する天敵とはなり得なかった。
だからジャズの黄金時代に、別のスタジオで静かにこんな事が起きていたのだ。











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