(102) Jazz Bar 2012

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NO.102 2012.12.24




<Jazz Bar 2012>





いよいよ年の瀬である。
恒例となった「ジャズバー」が今年も無事に出た。
近年年末が近付くにつれ、はたして今回も出るのかと少し不安だ。
理由は様々あるが、とりあえずこれが出なくては、一年の締め括りにならない。

これで12年連続となる。たいしたものである。
出来栄えの良かった年も、それほどでもなかった年もあったが、好き嫌いも浮き沈みもそれは世の常。
自分で曲を作るわけにもいかず、ネタ切れを起こす時だってあるに違いない。
だが、少なくとも二度と聴かないほどのダメなビンテージは一度もなかった。

毎回一定以上のレベルを、ずっと維持してきたのである。
それはけして容易な事ではなかった筈だ。
もちろん商品である以上、売れなければ続かない。
ひとりよがりでそれが売れるなら世話はないが、
世の中そんなに甘いものではない。
試行錯誤、そして時には妥協も迫られた事だろう。

惜しみない努力が12年も続けられてきた。
そしてその努力というのは何も、寺島さん一人が背負ってきた訳ではきっとないのだ。
商品として店に並べられるまでには、多くの人や組織が関わっている。
自分一人の意志だけで継続可能な、そして業績とは一切無縁なこのブログのようなものでも、実際続けるとなれば簡単ではない。
ましてJazz Bar、世間の荒波を乗り越えて進まねばならず、波風にのまれいつ沈没してもけして不思議ではなかった。
「 vol.12」これは偉業と言っていいだろう。
寺島さんはもとより、関係各位の多大なるジャズへの熱意に感服する。



今年は岩浪洋三さんが亡くなられた。
享年79歳。心不全だという。
きっと心臓が止まる直前まで、
ジャズのあれこれ(もしかしたら女のあれこれかもしれないけれど)を考えておられた事だろう。
一面識もないが、精力的な情熱的な、そして何よりまっ直ぐな方だったのではないだろうか。
翻って私は残りの人生をそのように生きられるか。
寿命が尽きる時が来て尚音楽への関心を失わず、苦労をかけた女房と並んでスピーカーの前の椅子に座り、嗚呼いい音だなぁと。
自信はないが、そんな風に自分の最期を迎える事が出来たなら、これに勝る僥倖はない。




何はともあれ、メリークリスマス!









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