(101) エディ・ヒギンズ没

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NO.101 2012.10.11



<エディ・ヒギンズ没>





あまりにも薄情というべきだ。
エディ・ヒギンズの死を知らぬまま3年が経過していた。
享年77歳であったという。
2009年の夏の終わり、肺癌とリンパ腫で亡くなった。

そんなもんだろう、という気がした。
多分私はそんなには生きられないとも思った。
そして何年生きようとも、どれだけ長生きしようとも、
結局は同じなのだと思った。

日本の一音楽ファンが、手元にあるCDを数えたら30枚近い数になった。
けして少ない数ではあるまい。
スィングジャーナルなき世界では彼の死が、
この田舎町まで聞こえてくることは残念ながらなかったが、
エディ・ヒギンズ、きっとそんなに悪い人生でもなかったのではないか。
少し甘めの、しかし良く冷えたスパークリングワインでも飲みながら、そんな彼のCDを聴いてみようと思う。
カクテルピアニストとの世評を受けての皮肉ではない。
エディのピアノは甘いと言うよりは旨味があり、
そしてひどく芳醇であった。
あんなピアノが弾けたなら、きっと人生悔いはなかっただろう。
加えてこの男ぶりである。
女性には随分もてたに違いなく、事実再婚も一度や二度ではなかった。
日本人女性と結婚し、一時日本で暮らしていたとも聞いた。
そんな彼のピアノは私の記憶を軽々と10年前に引き戻す。
だが、10年後、私はエディのピアノを聴いているだろうか。
人生は短い。















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