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(96) オーバーシーズ

フラナガン
NO.96 2012.2.16



<オーバーシーズ>





本作は私が生まれて初めて買ったジャズのレコードである。
ただし自宅用ではなく、ある人にプレゼントしたものだ。
その人は10歳近く年上で、地方の国立大学の歯学部を8年生で退学し、奥さんの父親が営む不動産会社で働き始めたところだった。
高校生の私に酒の味を教え、人生とは世間とは女とは何か語ってくれた。
今から思えばどれも的外れな見解だった訳だが、当時の私にそんな事が判断できる筈もなく、初めて覗く大人の世界になんとか近付こうと必死だった。
しかし、まだ子供だった私には何をどうして良いやら分からないまま、やがて私はその町を離れる事となり、ずい分酒をご馳走してもらったその人物に何かお礼をしたいと考えた。
それで用意したのが本作だ。
その人がジャズならトミー・フラナガンだと言ったのを、私は覚えていたのだ。
現在私の手元には、本作のLPとCDの両方がある。
人生と世間と女はともかく、ジャズならトミー・フラナガンはそんなに間違っていなかった。










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