(95) カモメ

チック
NO.95 2012.2.15



<カモメ>





私がまだ高校生で、ビートルズやフォークソングなんかを聴いていた当時、これを所有した同級の友人がいた。
一時その男とアパートを借りて同居した事がある。
親が地方に転勤となり、私は親の公務員宿舎を出なければならなくなったのだ。
一人暮らしは初めてで勝手がわからず、私はその友人とアパートを借りる事にした。
お互い家賃負担が半分で済むメリットがあった。
私達は学校のそばにボロアパートの空室を見つけた。
40年前、6帖二間風呂トイレなしの家賃は確か9000円だった。
その部屋に私は自分のステレオセットを持ち込んだ。
二人とも音楽好きと言って良かったので色々聴いたものだった。
かけるレコードはまるで違っていたが、その男がエルトン・ジョンやロッド・スチュワートやCSN&Yをかけるのは、別に何とも思わなかった。
ある時、彼の留守中に何となく本作をかけてみた。
何ということもなく演奏が続いたが、A面の最後へ来て私は大きな衝撃を感じた。
「What Game Shall We Play Today」
もう吉田拓郎なんかを聴いている場合ではないと思った。











スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

バロン ド バップ

Author:バロン ド バップ
音楽がある限り

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カテゴリ
最新コメント
最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
"Count" Basie