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番外編 ⑬ GUAM

グアム1
遠く見えるのが宿泊したホテル
その先はTwo Lovers Point 恋人岬




<番外編 ⑬ GUAM>





なんとこの歳になってグアムへ新婚旅行である。
グアムを選んだのは何より近いし、
加えて現在私の地元から直行便が飛んでいるのがその理由だ。
もしかしたら人生最後の海外旅行になるかもしれないからと、人生初めてのCクラスを奮発した。
同じ便にFクラスの設定はなく、これは一生に一度もFクラスを利用しない可能性があるということだが、それならそれでいい。
F設定のある路線は長距離であり、シンドくていやなのとその料金があまりにも法外であるからだ。
日本の某航空会社のロンドン往復正規料金であるが、250万だという。いくらなんでもそれはないのではないか。
まあひとつ下のクラスではあるがCクラス、十分に満足させてくれる内容だった。
空港に飲食付専用ラウンジがあり、搭乗前からすでに待遇が違う。
機内では離陸前のウエルカムシャンパン、食事はテーブルクロスが敷かれワイン付、シートも広く快適とYクラスとの差は小さくない。



グアム5
おデブのおばちゃんCAに頼んだ白ワイン、
遂に出てこなかった・・・


グアムは20年ぶりの四度目である。
いやもう全然違う街になっていた。
先頃無差別殺人事件のあった繁華街など20年前には存在しなかった筈だ。
20年という歳月の重さを改めて認識させられた。
もちろん変わったのは街だけではないのだ。
今そこに立つ私自身がまるっきり変わってしまっている。
レンタカーで慣れない右側通行をする勇気というか無謀さはもうない。
20年で少しだけ大人にもなったのである。



グアム7
ここであの凄惨な事件が…



妻は泳げない。
従ってマリンスポーツの類はご法度である。
これが思わぬ事態を招いた。
せっかくだからどこかへ行こうという事で、地元の朝市を見物した。
バイオハザード5にアフリカの村が出てくるでしょう。
あんな感じだ。
今にもナタを手に襲いかかってくるのではとの妄想がよぎる。



グアム3
どいつもこいつも山賊に見える



彼女が日本からネットで申し込んだ「トレッキングツアー」、これが今回特筆すべきメインイベントとなった。
当日参加者はなんと我々二人だけ。現地人青年のガイドがほとんど日本語を解さない。そして私の英語ははっきり言ってひどい。不安が募る。
キンキンに冷房を効かせたバンに乗って、我々はどんどん人里離れた山間部に入っていった。
「スターティンポイント」とガイドが言い、バンを路肩に寄せたのはホテルを出発してから一時間後だった。
前日このツアーを主宰する事務所で選んだ「スポーツサンダル」を履き、リュックに昼飯や飲み物を詰めていよいよ出発である。

道なき丘陵地帯を下り、我々はジャングルに分け入った。
鬱蒼と茂るジャングルは薄暗く足場が悪い。
ガイドは慣れた足取りですたすたと歩き、時折振り返って我々を待つ。
こんなところを行くのか?
だが、それはまだほんの序の口だったのだ。
やがて下りが終わり、行く手に小川が現れた。
道はない。まさかな・・・
だがガイドはためらう素振りも見せず水に入っていった。
この水路を行くようである。ついて行くより仕方がない。
足が濡れるので靴は向かない。だから「スポーツサンダル」を買うかレンタルする必要がある、というのが主催者側の説明であった。こういうことか・・・
足元はもう最悪である。
水深が深いところでは腰まである。
足を取られて転びそうになる。
もしも転べばリュックが水につかり、昼飯のおにぎりがダメになるだろう。
妻と二人、必死にガイドのあとを追う。
だが、この試練もまだまだ序の口だった。
ジャングルはいよいよ奥深くなり、完全に日差しを遮ったかと思うと、どこから湧いたか蚊の大群が襲ってきた。
手足に顔にびっしりたかる黒い点。それを手ではらいながら尚も進む。
横井庄一さんはじめ、日本の兵隊さんの苦労が偲ばれる。

やがて前方がひらけた。
どうやら滝の上に出たようだ。
「ジャンプファースト?イートファースト?」
ガイドが聞いてくる。
ジャンプ?なんだそれ?
「い、イートファースト」
「オーケー」
その辺に適当に座って食えと言う。
ガイドがヤシの葉を集め火を点けた。
猛烈な煙。蚊の対策らしい。
我々はヤシの煙に燻られながら、ツアー会社が用意したコンビニのおにぎりを食った。

やがて食事が終わり、ガイドは厳かに宣言した。
「ジャンプタイム!」
おもむろにTシャツを脱ぎ、彼は飛んだ。滝壺に。
「カモーン!」
えらいこっちゃ。冗談ではないぞ。
「カモーン!」
何がカモーンか、バカめ。
恐る恐る下を覗く。3mはありそうだ。
「カモーン!」
くそったれが、いいかげんにしろよ。
「カモーン!」
いくか?いくしかないのか?
えーい、オレも日本男児の端くれ、うしろは見せられまいぞ。
そして遂に私は飛んだのである。

良く生きて帰って来られたものだ。



グアム2
水ははっきり言ってけしてきれいではない


外国へ行って食い物が美味いと思ったことはあまりないのであるが、今回もなかなか思うようにいかなかったのである。
現地料理のチャモロ亭へ行ったが、いまひとつだった。
写真はチャモロ風焼きソバ。ビーフンのような春雨のような珍妙な食物であった。
ただし、量だけはばかに多い。



guam.jpg
地元の人は口にしないようだ


結局一番ましだったのは、宿泊先日系ホテルのサンセットBBQであった。
帰国後、数十ケ所に及ぶ虫刺されの見苦しさと痒さに悩まされているところだ。



グアム6
午後7時フィリピン海に夕日が沈む










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